「人間万事塞翁が馬」 って聞いたことありますよね 「じんかんばんじさいほうがうま」と読むんですけど 中国の前漢時代の思想書『淮南子』「人間訓」にある故事に由来するものです。 ”人間”の意味は、「世間」、 「世の中」「人生」という意味で ”万事”の意味は、「あらゆること」、「すべてのこと」という意味があります。 ”塞翁”とは、北方の「砦・塞(とりで)」の事で ”翁”とは、老人という事です 昔、中国の北端の国境の塞(とりで)に、占いの得意な老人が住んでいました。 あるとき、老人の家で飼っていた馬が逃げてしまったので、 村の皆が同情して、「可哀そうに、不運でしたね?」と励まされたのですが 老人は「そうじゃないかも?しれないよ 寧ろ幸運かもしれないよ」と言います。 すると次の日に、逃げたはずの馬が、5~6頭の仲間の馬を引き連れて戻ってきました。 そこで村の皆が、「良かったね~!もの凄い幸運だよね~」と祝福されたのですが、 老人は「そうじゃないかも?しれないよ 寧ろ不幸かもしれないよ」と言います。 すると、老人の息子が、馬の調教をしているときに、馬から落馬してしまい 足の骨を折ってしまったのです。 村の皆が同情して、「可哀そうに、不運でしたね?」と励まされたのですが 老人は「そうじゃないかも?しれないよ 寧ろ幸運かもしれないよ」 すると、戦争が起きてしまい村人の若者全員に徴兵令が勧告されたのですが 老人の息子は、骨折が幸いして老人の息子は兵役を免れ、命が助かったというものです。 これは、起こる出来事には、何の意味も無いよ! 起こる出来事の前後の解釈で、その起こった事に対して意味付けをしているだけだよ という事を、教えてくれています。 一見、不幸の様に思える事って、沢山ありますよね ・離婚 ・会社を解雇される ・失恋 ・病気 等など、それには、意味は無い!という事ですよ 貴方は、貴方に起こった出来事にどんな意味付けをされますか?
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